中国びっくり常識!? クラブ活動がないって本当⁉︎

びっくり常識
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中国クラブ活動事情。個人競技は強く、団体競技は弱いというのは何故だろう!?
中国クラブ活動事情。個人競技は強く、団体競技は弱いというのは何故だろう!?

大学入試である”高考”に捧げる青春時代

中国の学生の実態とはどういうものなのか!? 昨今では、大学進学が一般的になりつつある中国。人生一発勝負の大学入試である『高考(ガオカオ)』に向けて、一心不乱に学業に励むのが学生の性分である。それ以前に『中考(ジョンカオ)』という高校入試もある。

これらの試験が人生の大きな岐路であり、落ちるとそれぞれ専門学校的な手に職をつける道を歩む事となる。それも悪くないのだが、高考に落ちてしまうと、彼ら彼女らは”人生の落後者”と感じるらしく、家族、親戚からも面子が保てないのだろう。加えて一人っ子政策により、プレッシャーたるや尋常じゃない様だ。よって、我々の想像以上にその日の為に必死に勉強するのである。2週間も風呂に入る時間も惜しんで勉強したという話も聞いたことがある。

つい最近、貴州省で高考に向かうバスが湖に転落するといったニュースを見た人も少なくないだろう。その日は高考の初日で受験生も多く含まれていたという。調べによると、自殺願望のあるバスの運転手が、故意にバスを湖に転落させたということであった。最近の中国では『報復社会(バオフウシャホイ)社会に復讐していやる』といったタイプの自殺が頻繁している様である。本人にとっては人生の一大勝負の日であった。親御さんの気持ちを考えると、とても居た堪れない気持ちになる。

中国 クラブ活動事情

中国は団体スポーツが弱く、個人スポーツは強いというのが、世間一般の認識ではないだろうか!? 有名なのは、卓球、体操など個人競技は強く、サッカー、バスケなど団体スポーツは弱いのは、周知の事実であろう。サッカーの国内リーグもある様だが、レベルは低い割りに給料は高い為、誰も欧州リーグに行きたがらないと協会関係者は嘆いていたのを聞いたことがあるwww。

スタッフ間の会話で話題に上がるスポーツといえば、バスケットとサッカーである。NBAとか欧州リーグの話が多い。極たまにテニスをしている人がいるくらいである。不思議と卓球の話は滅多に上がらないのだが、実際に卓球をしてみると、漏れなく皆さん上手い‼︎ のであるwww。

では、クラブ活動していた人は?というと『皆無』である。誰もクラブ活動という概念がない。『学校の授業で、少しやったことがある』というのが一般的な回答である。どうも学校でのクラブ活動というのは、制度としてない様で、”スポーツ=観戦を楽しむもの”という風潮が強い。

では、学校のクラブ活動がなくてもスポーツ選手はたくさんいるのはなぜ?と疑問に思うのだが、どうも、課外のスクールなどに自主的に通うことで才能を開花させる様である。この様な社会の仕組みから、中国は団体スポーツは弱く、個人スポーツは強いと推測する。また、我々では当たり前の学校の教室の掃除などもしない。掃除は掃除のおばさんがするものである。これだと、協調性や助け合いなどの気持ちなど芽生えない。加えて、親族・親友とその他に分けて考える交流思想であり、社会全体が競争社会である。このような中国の常識を並べるだけでも、団体競技が弱い理由となるのは明白なのである。

”健全な魂は健全な肉体に宿る”という概念は無い

このような社会の仕組みもあり、日本で言うクラブ活動に時間を掛けている暇があったら勉強というのが、中国の常識の様である。良い大学に入り、良い企業に就職し、良い給料を貰う。拝金主義であることと面子重視の側面から考えれば、それが最良と考えるのは至極当然なことと言えよう。

それにしてもクラブ活動がないというのは、体育会系の私にとってショッキングな事である。”健全な魂は健全な肉体に宿る”という概念は無いのは嘆かわしい。

もし、中国にクラブ活動があり、競技人口が飛躍的に伸びれば、オリンピックの金メダル獲得数は世界トップ3レベル(現在中国は6位、日本は13位)になるのでは⁉︎ と思ってしまう。中国雑技団の様に元々身体能力には長けてそうだし、なにせ人口14億人の国なのだからwww。

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