中国での飲み会でAA制(割り勘)は基本なし!!ホームがホストの常識

交流感覚
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中国の割り勘のAA制イラスト
中国で割り勘のことをAA制と呼ぶ

中国では、すごい勢いでネット用語が生み出されている様である。よくスタッフの説明で『これは最近ネットでよく使われる言葉で…』と言われる事が多い。個人的に面白いなと感じたのは、『小鮮肉(シャオセンロウ)』と書いて、若いイケメン、『老司机(ラオスージー)』と書いて、直訳すると「熟練運転手」なのだが、少しスケベなオジサンの意味が含まれている。『腐女(フーニュウ)』も日本と同じ意味で使われている。Boys Love好き女子である。その他『老虎 伍慈(ラオフー ウーズ)』と書いてTiger woods。大きな虎は老虎(ラオフー)と呼び、woodsは当て字なのである。『宝貝(バオベイ)』でBabyの当て字などなど。特に英語を無理やり中国語に変換するのは、結構面白いのである。

さて、そんな中国で、割り勘を表す言葉が『AA制(エーエージー)』である。とても気になり、ネットで調べたら諸説ある様である。

Arithmetic Average(算数平均)の頭文字 

All Average(全員平均)の頭文字

Acting Appointment(約束を履行する)の頭文字

④また、香港では、All Apart(すべて分ける)のいわれもある

この言葉も、英語をもじった様である。基本的に中国では、割り勘はあまり聞かないのだが、お金のない若者の間では、仕方がないのに加えて、最近ではWechatと呼ばれる日本で言うLINEみたいなアプリで、簡単に割り勘が出来るので、おそらく将来的には時代も変わるだろう。

「基本的に中国では割り勘があまり聞かない」と書いたが、我々が出張に行くと、相手が払うのが当たり前、来てもらうと我々が払うのが当たり前であるという『Homeがホスト』という風習が根強く残っている。『遠路はるばるわざわざ来てくれて、一緒に飲んでくれた。ありがとうね。楽しんでね‼ 』の意味を込めたものである。よって、割り勘が常習である我々日本人にとって、『誰が、どっちが払うの~⁉ 』などという勘定真近のソワソワ感は皆無なので、その点は、はっきりしていて良いのである。

たまに、日本的に迷惑掛けっぱなしだからといって、そのルールを破り、こちらが払おうとすると、相手は本気で怒る事がある。『俺の面子を潰す気か⁉ 』と。だから、飲み会の終盤に”トイレに行くフリをして支払いを済ます”などという日本的には、非常にスマートでカッコイイのだが、そんなことをしようものなら本気で口論になる。どうしてもこちらが払いたい時は、事前に『我々が払う』と言わないといけないのである。

このように、はっきりと暗黙のルールが決まっている。酒の席もビジネスと考えるという側面もあるし、面子も大いに関係しているのだが、基本は相手を想う気持ちが込められているのである。

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